ある馬の思い出 [競馬]
デビュー当時から気にかけていた「スティゴールド」が旅立った。
彼は善戦マンといわれてグレードレースではいつも本命視されていた。
しかし、成績はいつも着内、それが自分より格下と思われる馬たちとのレースでも勝てない。
「こんどこそは!」と何べん本命視して馬券を買ったことやら(笑)
そんな彼が何年振りかでG2で勝利し、おまけになかなか勝ちきれないドバイでの国際レースや香港でのレースに勝った。
本当に変な馬だと思った。
日本国内では勝のがいやだったのだろうか?
馬に見識があるとは思えない、まさか騎手がわざと勝たせなかった、、、なんていうこともないだろうし。
あの馬にはずいぶん振り回されたとおもう。
それなのになぜかファンは多かった。
種牡馬になってから始めのうちこそ目立った仔はいなかったけれど、ここ5~6年のあいだにダービー馬をだし、G1馬も続々。
やはり、素質は素晴らしかったのだといまさら納得だった。
北海道社台SSには何回かいったけれど、そのたびにスティゴールドを見学。
人の姿に反応するでもなく、相変わらずマイペースで愛想がない馬だった。
変な馬だったけれど、私のなかでは涙させられた馬の1頭だった。
天馬になってね。
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