SSブログ

ある講演記録から [雑感]

ネットをみていたらある講演の記録にいきわたった。
それは1997年にされた講演記録だ。

原発について書かれてあった。

その人は原子力発電所を施工する立場のひとで、じっさいに工事をやってきた、そのうえでの発言だった。
そのときはまだ、3.11もない時代なのに、明らかに原発は故障し、取り返しのつかないことになるだろうといっている。悲しくもそれは福島で的中した。

原発はアッというまに日本全国に作られた。

工事は一般の建物をつくるのとは違い、常に放射能の危険性を含んでいるため、微量づつでも工事関係者に放射能を与えるといわれるそうだ。つまり線量。

そのため一人の人間の体にあびる線量の限界があるため、常に工事を続けることはできないのだという。そのため、熟練の職人というものが育たないため、常にまったくの素人のような工事関係者が施工にあたっているという。

これはなんの職場でもそうだが、こと原発にかかわると、ほんの小さなミスでも大変なことになってしまうわけ。だがそのミスはかなりあちこちに存在するのだというのだ

これについて最近知った建物のミスについてかなり共感することがある。
ある大手メーカーが作った共同住宅、勿論業界トップのメーカーだが、仕事の量が多すぎるため
水回りに重大なミスがあった。
それはずさんな外からは確認できないため、放置され、短い期間にコンクリートを打ち破って水が噴出しきた。

明けて見たらプラスチックの配管のずれが一定期間のあいだに穴が開いてしまったのだった。
これにより、コンクリートも打ち破ってしまったのだ。

これはまだ、一般の住宅だから、施主が損をすれば済むことだけれど、こんなちいさなミスが原発にかなりある、、、としたら本当に恐ろしいことだと思う。

まして廃棄処分の場所もないこの小さな国、原発再開を叫ぶ人々はこの国が核まみれになって死んでいくのをなんと思うのだろうか、
それともそれを憂う心すらもないのだろうか?

nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 9

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

北陸新幹線海に散った魂 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。