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カオス・シチリア物語 [映画]

タヴィアーニ監督のDVDをみた。

この監督の映画は以前「サン*ロレンツォの夜」という映画をみたことがあったので、興味深かった。思ったとおり、独特の語りで、イタリアの風土と人が描かれている。

カオスはそういう名前だという始まりだ。
そうか、、、混沌は大昔から人々に存在していたのだ。
現代人の特許ではない。

4個の短編からなる映画なのだが、ひとつひとつのカオスがある。
解決不可能なのに、いつのまにか人はカオスと共存して平和な顔をしている。
それは。大昔から人が思考というやっかいなものを知ったときから続く運命みたいなものだ。

だが乗り越えようとしたとき、知恵がわき、次の展開が始まる。
これが人間の歴史だと思った。

イタリアの映画はいつも、暗い悲しみと笑い出したくなる陽気さが混沌としている。

つい100年前ぐらいまで、文明国といわれているヨーロッパでも、たった一握りの富裕層以外は勤勉に働いてわずかな喜びに幸せをかんじていたのだと思う。
ここに描かれている物語は私たちのこのあいだまでの先祖の物語かもしれない。

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ドラマ [映画]

DVDも旧作は興味あるものは大体みてしまった。

毎年少しづつ籠ることがおおくなった、これは想定どうりだから驚くことはないけれど、外出が圧倒的に減った。
今は本をよんだり、ドラマをみたり、お菓子を作ったり、結構アッというまに一日が過ぎてゆく。

いままであまり見なかったテレビのドラマも今年はよくみている。
「ダウントンアビィ」も途中からだけど毎週見始めた。イギリスの貴族の生活がわかりおもしろい。

70年前は日本も貴族社会があり、一般とは隔絶されていた。勿論今も皇族はあるけれど。
しかし。帝政ロシアもフランスも王族制度は消滅した。
歴史としての王族社会はあってもいいと思うし、歴史の流れの中であるべき姿だったと思う。

ロシアが革命により崩壊したのも当然だったと思う、しかし、膨大な文化の成長は犠牲の上にしか
残らなかっただろう。
今も想像を絶する美への追及はありあまる財力の上にしか育っていかない。
今、科学への多大なる投資も根は同じかもしれない。
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フィールドオブドリームス [映画]

久しぶりに映画をみた。

ケビンコスナーの主演。
あまり野球映画はみないほうだけど、この映画はスポーツ映画ではなかった。
見ている間じゅう、現実を忘れて楽しかった。

2050年には人類は亡くなった人とも対話できるようになる、、という番組をみたあとだけに、
イリュージョンが形の上では再現されるということが現実になるのだろう。
脳と意志とがメカニズムとつながり、人は思ったことが具現化される、、、という体験を当たり前になるどろう。

この映画はメカニズムの問題ではないけれど、ヴァーチャルで幸福感が与えられるなら、人間の
進化というか、変化というかその過程で実現してしまうのは仕方がないと思う。
あらゆることは、脳の意志と結びつきヴァーチャルで具現化し、満足感が与えられる。

そのとき人は領土だ宗教だといっていがみあうのだろうか?

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ジェームス・スチュアート [映画]

友人から借りていたDVDをみた。
「素晴らしきかな人生」若き日のジェームス・スチュアート。
熱演だった。
CGもないころだから雪の中の撮影は結構大変だっただろうな。
アメリカ映画はあのころはほとんどがハッピーエンドだったと思う。

母はアメリカ映画はそれだからいいんだよ、といっていた。たしかにいろいろ大変なことがあっても最後はめでたしめでたし。。。そしてほっとして劇場を出る。
苦労のない娘時代はそれが人生だと思っていた。

アメリカもいい時代だったんだと思う。
あのアメリカンドリームの時代を映画でみて、日本は所得倍増へと突き進んだ。
そして夢は形は実現した。

今後のことはわからない。
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96時間 [映画]

あまりアクションは見ないほうなのだが、テレビでやっていたのでみていたら、今新しいシリーズが劇場でやっているみたいだ。

フランス映画で、変身したリーアムニーソンの渋い演技が光る。
名まえを忘れてしまったけれど、あと2本アクションというかサスペンスというか、普段あまり見ない映画をみてしまった。

だいたい、日本のドラマにしても大声でどなったりすぐ刀や飛び道具を持ち出す映画は極力避けているのだが、NHKの大河ドラマもいつも切ったはったがでてくる、

フランスでおきたテロは人をないがしろにすることをなんとも思わない、野蛮な行為で、いまだにこんな原始的な思考がまかりとおることが恐ろしい。
でも、映画やドラマで好まれるのは、人間というのは本能的に切ったはったが好きなのだろうか??とおもえてくる。

戦争というものは大抵利権に発しているわけだから、己あるいは民族の利害にかかわると、人は血なまぐさい行為をなんとも思わなくなるのだろうか?

一方で地球と同じ環境の星をさがしているという時代なのに、未だに殺しあっている。
科学の進歩の裏では、原始の時代とおなじような思考がまかりとおっている。
一致団結して宇宙という時代に対応していけないものだろうか。

格差世界では無理なのだろうか。
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ラベンダーの咲く庭で [映画]

物語はイギリスの美しい海辺の町で幸せに暮らす二人の年老いた姉妹が、浜辺に打ち上げられている青年を助ける。  ポーランド人の彼はやっと言葉が通じるようになるが、たぐいまれなヴァイオリンの才能にめぐまれていた。

紆余曲折ののち若き天才として世にデビューする。

一度も結婚をしなかった、妹のアシュラーはかれに恋をしていた。
60も過ぎた彼女は20歳前後の彼を乙女のように想っての恋だ。

彼は世界へとはばたいていく。
いっときの恋がアシュラーを嵐のように襲うが、演奏会で演奏に感動し、もとの生活に戻っていく。

と、こう書くとささやかな老女のエピソードに過ぎないのだけれど、二人の名女優の演技がすばらしい。
ジャンヌモローのように華やかではあるが、美しすぎる過去のイメージと重ならず渋く、地味な二人の名女優。
メイクもほとんどなしのようなつくりだし、シックな装いでもない。
どちらかというと、野暮ったく、質素。
そんな老女が、ひそかな恋に身をやつす姿が哀しいし、はらはらするし、なんとかしてあげたいとも思う。  所詮夢だとわかっていても、きっと彼女は20歳のときの自分を彼に投影させているのだろう。  やはり美しいと思った。

デンチの演技はすばらしい。勿論マギースミスも当たり役。

日本人がこの役をやるとしたら、倍賞千恵子さんしか頭に浮かばない。
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高倉健さん [映画]

素敵な高年俳優さんが逝った

数多くはみていないけれど、印象深い。
だんだん、高年になっても元気で味のある役者さんがいなくなっていく。
しかたないことだけど、さびしい。

今日は「スティング」をみた
古い映画だけど、ポールニューマンとロバートレッドフォードのでる名作だ。

このお二人ももうそうとうのお年だろうし、生きているのかな?
映像のなかの人々はいつも元気で青春やっている。
映画を見ているときは自分たちも、映像の一部になっているから、時空をこえているわけだ。

映画を見続けていると、見終わったあとに食事やお茶や、そして私は家仕事があるわけだから
あたかも、それら日常がワークしていることで、私生活は映像の中のような錯覚に陥ることもある。
それはすごく幸せなことだと思える。

今日の映画は1938年ごろの設定だ。
男性の服装が日本の第2次大戦が終わったときの服装とにているような気がした。
写真でみた限りだけど。

昭和の10年代はファッションと関係ない日本だったわけだから、その時代以前のものが日本中にあふれたのだと思う。

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又続けて鑑賞 [映画]

今日は「まほろ駅前便利軒」、昨日は「バックトゥフューチャー」その前日も、、と立て続け
更にもう何本かストックされている。

劇場も今月は見たい映画が何本かあるので、1本は必ず見にいくつもり。
本も週刊誌の連載ものを読む楽しみがある。
仕事も全然お金にならないけれど、多少情熱を燃やせそうだし、あー、この秋は充実しそうだなぁ~

パートナーがいないというデメリットを逆手にとって身勝手で自由な妄想ですごしていこう。食事も朝だけは、きちんとするけれど、お昼も夜もおおまかなカロリー計算だけで過ごせる。
テレビも映画も競馬も読書もお料理もそれから草花の管理もそれから体力管理、、、なんとまぁ
忙しい、このほか週2回のボランティアみたいなお仕事もあるし。

宇宙のかなたにいく日まで私は本当に忙しい。

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乱読ではないけど [映画]

本なら乱読というのだろうか。

やたらにみさかいなく映画(DVD)とテレビをみている

ちょっといそがしくなると無性に漠然と映画をみたくなる。時間がなくても寝ないで見てしまう。

翌日はふらふら、、、ふわふわ、、、それでも映画の世界に入っていたい。

現実逃避といわれても、逃避したって消えてしまうわけではないから、いずれ向き合うことになる

けどなんにもしないで、現実だけみつめていることはあまり意味がないと思う。

たまには劇場にもいくけれど、これから寒くなる季節、ますます家での鑑賞となるかも。

今劇場にいってみたい映画は「まほろ駅前」キャスティングがはまってるし、原作
もずーっと読んでいたので楽しみだ。
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昔の映画 [映画]

小林信彦さんのエッセイを読んでいる。

自分より年齢が大分上かな?とおもわれるが、新しい映画もバンバンみていられる、そして見た後の感想も少しも懐古調ではない。
現役なのだ。
昔、好きだった俳優たちの名前が次々現れる。
そうだ、、、あのときはこうだった、このときはああだった、、、よみながら懐かしくなる。もちろん今をときめくスターたちもでてくる。
架空の世界だとわかっていても映画には酔わせるられる。

女優さんで好きだったのは、「ヴィヴィアンリー」「オードリーヘップバーン」この二人は文句なしに好きだった。
たぐいまれな美形だった。

男優ではグレゴリーぺっくかな、アランドロンもお気に入りだった。
甘いマスクが好きだったんだね。
でもロバートレッドフォードはそれほどでもなかったかな。

なのに、DVDでクラシックというのを借りてきても、今はトキメかない。

不思議なもので、今は今の俳優に興味がある。
女性ではアンジェイとかニコールキッドマン男優ではトムハンクスもいいかな。うまいといえばクリントイーストウッド、年よりだけどジャックニコルソンもいいね。
年とってもデ・ニーロもアルパチーノやダスティホフマンも味がある。

なんだか年齢があがって、老け役のうまい俳優がお気に入りになってきた。
まぁ女優さんも中高年がよくみえるようになってきた。

「愛と哀しみの果て」はすごく好きだった。メリルストリープの映画もなんべんも見た。
ジュリアロバーツもあの大きな口がかわいい。

でもときどきあんなにそらで覚えていた俳優たちの名前がでてくるのが遅い、やっぱり悔しいけど加齢のせい。
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